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熊本県阿蘇市。「あか牛」の産地として有名なこの地で、あるスマート農業の実証実験が行われています。こちらの狩尾牧場は、144ヘクタール、東京ドームおよそ30個分の広さに「あか牛」100頭を放牧していますが、携帯電話も圏外の中、1頭1頭の安否を確認するのに毎日3時間以上かかるといいます。この状況の改善に名乗りを上げた１社が、熊本市の白鷺電気工業という会社です。Wi-Fiネットワークの整備、LPWA基地局の設置、牛へのタグ付けによって、タブレット経由でウシの安否確認が行えるようになるといいます。白鷺電気工業は、九州をはじめ主に西日本の電力供給に貢献している会社であり、今、安定の主力事業と並行して、様々なチャレンジを展開している会社です。普段私たちがあまり目にすることのない仕事現場に密着する業界の舞台裏ドキュメント。今回は、白鷺電気工業に潜入し、社員の活躍ぶりを取材しました。