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次々と生産されていく、透明のプラスチックカップ。某コンビニエンスストアでおなじみの、あのアイスコーヒーのカップの製造ラインです。この会社は、久留米市に本社を持つ、ニシヨリ株式会社。ここでは1日に数十万個が製造されており、全国のコンビニで使用されるコーヒーカップの、実に10個に1個を同社が生み出している計算になります。このニシヨリには、実は、創業以来経営を支えている主力技術があります。それが「撚り糸」という特殊技術。「撚り糸」とは、細い糸を何本も撚り合わせて作った強度の高い工業用の糸のことで、車のタイヤやゴムホースといった特にゴム製品には欠かすことのできないものです。ニシヨリは、この技術を活かして、バイク用のブレーキホースや自動車用のエアコンホースの補強用繊維の分野で、世界トップクラスのシェアを誇っています。